もうすぐ3歳になる娘の話です。2歳を過ぎても言葉がなかなか出ず、私は日々不安を抱えていました。
夫に相談したり、ママ友や児童館の先生に話を聞いてもらったり…。元保育士として、言葉の発達には個人差があることは十分わかっていたはずなのに、自分の子となると気持ちは別物。「早く話してほしい」「周りに追いついてほしい」――そんな焦りばかりが募り、ある日つい「早く喋ってよ」と娘に言ってしまったこともあります。
当時は「ママ」「パパ」といった単語は出るものの、それ以上が出てこない。2歳になったばかりの頃は特に焦りが強く、「もっと話しかけてあげていたら…」「私の関わり方が悪かったのかも」と、自分を責める毎日でした。よそのお子さんが楽しそうに会話しているのを見るたび、心の中で羨ましいと思ってしまうこともありました。
ところが、2歳2~3ヶ月を過ぎたあたりから急に変化が訪れました。まるで今まで心の中で貯めていた言葉を一気に放出するかのように、次々と語彙が増え始めたんです。テレビのセリフを真似してみたり、私や夫の言葉をリピートしてみたり。気づけば単語だけでなく、短い文章を自然に話せるようになっていました。
初めて娘と「会話」ができた瞬間、心の底から嬉しさがこみ上げたのを今でも覚えています。今では、ちょっとした女子トークができるほど。あの頃の不安が、嘘のように感じられます。
子どもの成長には“その子のペース”があることを、改めて実感しました。